量子：クラウド型量子コンピュータ実機を用いた教育システムの開発〜R5教育力向上推進事業に採択〜 | 曽我部研究室 SogabeLab 国立大学法人電気通信大学│AI 人工知能 量子

曽我部東馬准教授が提案する「クラウド型量子コンピュータ実機を利用した量子シミュレーション教育システムの開発」が、
大学教育センターが公募していた”令和5年度教育力向上の推進事業”に採択されました。

昨年度、量子回路シミュレーション実験を通して量子コンピューティングの基礎を学ぶという新しい教育システムの開発を提案し、
その成果として、2023年度後学期のⅢ類電子工学実験第２「量子回路シミュレーション実験」の授業の開講に繋がりました。

今年度の提案は次のステージとして、図1(b)に示すように、量子コンピュータの実機を利用した、「量子アルゴリズム→
クラウド量子コンピュータ実機→測定結果」のような、より実践的な量子教育システムの構築を目指します。

学生はクラウド量子コンピュータ実機を使用することで、量子シミュレーションアルゴリズムの背後にある抽象的な量子ハードウェアの物理理論を直感的に理解できるようになります。さらに、クラウド量子コンピュータ実機を効果的に利用できる量子ソフトウエアの開発という実用実践的なスキルを身につけることができ、複合的な学習効果の達成が期待できます。

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