本ミニシンポジウムは、電気通信大学国際戦略推進室と全南大学 G-LAMP Research Institute間の交流協定締結の調印式とあわせて開催され、曽我部教授は大家万明理事、横川慎二教授、南泰浩教授とともに招待講演を行いました。
量子技術のこれまでとこれからについて講演する曽我部先生
講演において曽我部教授は、”From Quantum Enhanced AI to AI Leveraged Quantum”をテーマに、世界および日本における量子技術の研究開発動向を概説した上で、曽我部研究室におけるこれまでの量子関連研究の取り組みを紹介しました。
不確実性下におけるエネルギー制御への量子機械学習の応用という先進的なテーマにも焦点を当て、実データを活用した条件付き量子敵対的生成ネットワーク(c-qGAN)と量子最適化アルゴリズム(QAOA)の連携手法を開発中であることを紹介しました。
曽我部教授は、この手法を仮想発電所(VPP)などのエネルギーシステム最適化に応用することを目指しており、量子ソフトウェア技術を社会課題の解決へとつなげていくことの重要性を強調しました。
電通大-全南大学G-LAMP間のMoU締結関係者らによる記念撮影